投票と消費

TEDのAfter Hoursというポッドキャストでこんなことを言っていた。

いまの消費行動はある企業の行動に賛同するかしないかで購入するかを決める。たとえばロシア事業から潔く撤退した企業の商品は買うし、居残る企業の商品は買わない。あるいはサステナビリティに積極的ではない企業より、積極的に取り組んでいる企業を選好する。

少し前までは、安ければ買う、という行為は正当とされていたし、多くの人はそうしてきたことだろう、しかしいまは環境負荷を与えない経営をしている企業の商品が多少高くても買う。そこに気分の良し悪しも関係してくるほど、そのへんの目に見えない経営情報というのは重要視されてきている。

そこでなぜこういう変化が起こっているのかというと、企業が巨大になりすぎていて、いずれ国をも凌駕するかもしれない状況が現に今あって、というかすでに巨大IT企業などは国を超えて絶大な力を持っている。

消費者はそのへんのことにはもちろん気づいていて、今行われている消費行動というのは、ある政党や政治家を支持するかどうかを決める投票の価値よりも特定の企業を支持する/しないことを表明する消費のほうが本質的だということをわかっているということでもあるだろう。

 

最近英語学習に熱心。ってほんとの初歩の初歩じゃん。でもこれがね、意外と勉強になる。

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