期待ではなく結果で株価をドライブさせている

ケイアイスター不動産はわいの主力銘柄。昨日出した素晴らしい2Qをうけて今日はS高で終えた。最初は5%ほどの控えめな上昇で寄ったが、10時以降はS高水準で張り付いていた。それでも、現在のPERは7.5であり、配当は3.42%である。普通に今からでも買える水準。

PER水準が切り上がり、たとえば11くらいになるとその時の株価は、2Qと同時に出した上方修正での予想EPSが993円なので、10923円、VS現在の7160円、上昇余地は50%くらいはあると考える。仮にそんなに上がらなくても、配当がすでに3.4%もあるのだから、株価の下値抵抗としてすでに大きな支えになっていると考える。それはたとえば、成長が急に鈍化し売りが売りを呼ぶみたいな状況になったとしても、配当が5パーセントくらいにはひょっとしてなるかもしれないが、それ以上下がることはないだろう、それくらい高配当であればインカム投資家が買い支えてくれる。

株価が下がる可能性よりも、株価が上昇する可能性のほうが高いと考える。期待値的にプラスということ。

成長鈍化の懸念はとりあえず存在しないかのように、株価は階段状に上昇している。決算発表と一緒に上方修正も毎回のように出している。そしてその発表翌日の株価の反応はどうだろう。決算後、急上昇し、次の決算までじりじりと動き、時には下落傾向を見せるが、しかし、次の決算が出て、すばらしい数字を発表したら、やはり買いが殺到する。その繰り返しが下図にあらわれている。これはEPSの上昇を根拠とする上昇であり、PERだけが独り歩きしている状況ではない。投資家はこの企業の未来を完全には楽観できていないが、毎回決算ですごい数字を出すから、やっぱすごいんだ、とばかりに買い、でも次の決算までに弱気になり、という感じなんじゃないか。それを卓越した結果を見せることで、有無をいわせず株価を上げていく、そんな強い企業ということが証明されつつあり、ひょっとしたらPER水準が切り上がり、カチタスのようにPE20くらいまで上がる、なんてこともありえなくはない。少なくともオープンハウスのPE12.6くらいまでいっても何ら奇異な感じはない。

f:id:Sago-joe:20211110204530p:plain

ケイアイスター不動産

 

 

f:id:Sago-joe:20211110205343p:plain

株価は上昇基調だが、PERはむしろ下がっている=株価はEPSの急成長を織り込んでいない

このような企業をたとえば今年の2月決算後の急上昇のときに注目し、その時点で大きく株価は上がったから旨味はないとするのではなく(結果は全くことなり、2月の急上昇でいまさら感がありながら買ったとしても11月時点で2倍になっていた)ゼロベースでこの企業はこれから買っても期待値的にプラスを問うこと、それが重要だ。