絶望とは無縁の資本市場がいい

株式市場への政府の介入が強まれば、いずれ中国のように社会主義的な資本経済に変化する。だれも、政府が介入する資本市場の株を保有したいとは思わないだろう。エレファントインザルーム。

投資家は数が少なく、投資家をなんとなく嫌う人は多い。いまこの人の支持率が高いのは、大衆に迎合することをしゃべっているから。このひとにはなにもないと(なにかこれをやりたいという志がない)いわれて、なにかいわなきゃいけない、なにか信じなきゃいけないと焦ってそのなにかを決めたのかもしれない、株主や起業家に対する嫉妬が根底にあるという指摘もあたってるかもしれない。

もし、分配をそこまで重視するなら、企業に強制するのではなく、BIで全国民に配ればいいのに、それは言わない。となれば理念の根底にあるものは、資本家を痛めつけたいという気分が大きいのかもしれない。

こんな首相は長期的にやはり日本をだめにするだろう。企業は収益性を上げることもできないまま賃上げを求められ、社員は業績も上がらないのに給料だけ上がりホクホクだろう。これまでどおりの努力で給料だけがあがる。経営者は苦しめられ、社員を新規採用したくなくなる。平等が求められれば低い方へ平等ということにして対応する。疲弊した企業は競争力を失い、国際競争から取り残される。収益性は悪化し、株価のさらなる下落が待ち受ける。投資家ははれものにでも触るように日本市場から遠ざかる。

その時、ベーシックインカムが実現する。社会主義的国家が形成される。

 

 

 

 

 

 

 

 

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